テンセント(Tencent:00700.HK)の株式投資情報

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テンセント(Tencent)

テンセント(00700.HK)は1998年創業。2004年6月に香港メインボード上場。2008年に香港ハンセン株価指数の構成銘柄になっている。

スマホ向けメッセージアプリ「微信(WeChat)」やインスタントメッセンジャー「QQ」を運営。オンラインゲームやオンライン広告などインターネットサービス事業を幅広く展開しています(微信(WeChat)は日本で言うLINEのようなものです)。

2019年6月末時点の月間利用者は微信が11億3270万人、インスタントメッセンジャー「QQ」が8億790万人、有料付加価値サービス(VAS)登録者は1億6890万人。

出資先は700社以上で、テンセント・ミュージック・エンターテインメント (TME)など60社余りが上場している。

テンセント(00700.HK)の株価について

過去の株価推移

高値 安値 年度末EPS PER High PER Low
2014 134.9 93.0 3.04 44.38 30.59
2015 171.0 111.3 3.65 46.85 30.49
2016 220.8 132.1 5.17 42.71 25.56
2017 439.6 188.0 9.48 46.37 19.83
2018 476.6 251.4 9.73 48.98 25.83
2019 400.4 300.4 10.76 37.21 27.92

※ 単位:香港ドル

テンセント株を購入するにはどれくらい必要?

テンセント(00700.hk)の株価、取引単位、最低売買価格は以下のようになります。

株価 421.2香港ドル
取引単位 100株
最低売買価格 583,151円

※ 2020年5月15日時点

なお、テンセント(00700.HK)株の購入方法についてはこちらで詳しく説明しています。

テンセント株の購入方法(中国株の買い方)【併せておすすめ銘柄も紹介】

テンセントについて

微信(WeChat)の利用者が10億人を突破

微信(WeChat)

テンセントは、看板商品のIM「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々と新分野を開拓してきました。

最近では、スマホ向けメッセージアプリ「微信(WeChat)」の利用が増え、利用者は10億人を突破。同サービスを基盤に、ゲームやネット広告関連といった各事業の収益を伸ばしている。

また、微信のアプリ内に統合されたモバイル決済の「微信支付(WeChat Payment)」も中国人の生活に浸透している。このアプリを使えば、二次元バーコードによりキャッシュレスで支払いが簡単にできる。

収益の柱はオンラインゲーム

Tencent Games

市場調査会社の米Newzooが発表した主要ゲームの2016年収入ランキングで、テンセントHDが前年に続いて首位を獲得。売上高は前年比17%増の102億米ドル(約1兆1290億円)に達している。世界全体のゲーム収入は8.5%増の996億米ドル。テンセントのゲーム業界の世界シェアは約10%。

2016年6月には、モバイルゲームの世界的大手「スーパーセル (Supercell)」を、ソフトバンクなどから86億米ドルで取得。

直近では、対戦型ゲームの「王者栄耀 (Honor of Kings)」が人気。2016年末の時点で、同タイトルの1日当りのアクティブユーザー数は5000万人を超えている。

人工知能(AI)研究にも注力

Tencent AI Lab

テンセントは、中長期的な競争力を保つため、「AI Lab」を設立し、広範囲な(AI)人工知能の研究を推進している。2017年3月に開催された第10回UEC杯コンピュータ囲碁大会では、同社開発の「FineArt」が初出場初優勝を収めた。

同社はAIの研究結果をオンライン広告など既存事業への活用や自動運転など新規開拓に繋ぐ狙い。

テスラに投資

テスラ(Tesla)

2017年3月には、816万7544株を総額17億7784万米ドル(手数料含み約1976億円)で取得している。1株当たり平均は217.67ドル。テンセントは、米テスラ(Tesla)の発行済み株式5%を取得し、第5位の大株主に。

近年、「コネクテッドカー(インターネットに接続される車)」が大きく注目されており、今後両社間で車内決済などの分野における業務提携が期待される。

また、テンセントは、テスラだけに限らず、豊富なキャッシュを利用して、将来有望な企業に対して投資を続けています。

業績推移

年次決算

売上高 営業利益 純利益 EPS(元)
14/12 78,932 30,542 23,810 2.579
15/12 102,863 40,627 28,806 3.097
16/12 151,938 56,117 41,095 4,383
17/12 237,760 90,302 71,510 7.598
18/12 312,694 97,648 78,719 8.336
19/12 377,289 118,694 93,310 9.856

※ 単位:百万元

四半期決算

売上高 営業利益 純利益 EPS(元)
15 1Q 22,399 9,372 6,883 0.741
15 2Q 23,429 10,036 7,314 0.787
15 3Q 26,594 10,331 7,445 0.800
15 4Q 30,441 10,888 7,164 0.769
16 1Q 31,995 13,398 9,183 0.981
16 2Q 35,691 14,329 10,737 1.146
16 3Q 40,388 14,460 10,646 1.134
16 4Q 43,864 13,930 10,529 1.121
17 1Q 49,552 19,272 14,476 1.540
17 2Q 56,606 22,560 18,231 1.939
17 3Q 65,210 22,746 18,006 1.912
17 4Q 66,392 25,724 20,797 2.206
18 1Q 73,528 30,692 23,290 2.470
18 2Q 73,675 21,807 17,867 1.893
18 3Q 80,595 27,861 23,333 2.469
18 4Q 84,896 17,288 14,229 1.505
19 1Q 85,465 36,742 27,210 2.877
19 2Q 88,821 27,521 24,136 2.550
19 3Q 97,236 25,827 20,382 2.151
19 4Q 105,767 28,604 21,582 2.278
20 1Q 108,065 37,260 28,896 3.049
20 2Q 114,883 39,311 33,107 3.491

※ 単位:百万元

売上構成

項目 2018年売上 2019年売上
VAS(ゲームなど付加価値サービス) 176,646 199,991
FinTech and Business Services(決済、クラウドなど) 73,138 101,355
オンライン広告 58,079 68,377
その他 4,831 7,566
Total 312,694 377,289

※ 単位:百万元

キャッシュフロー

15/12 16/12 17/12 18/12 19/12
営業CF 45,431 65,518 106,140 110,936 148,590
投資CF -63,605 -70,923 -96,392 -151,913 -116,170
財務CF 18,528 31,443 26,598 35,380 1,672
現金同等物 43,438 71,902 105,697 97,814 132,991

※ 単位:百万元

配当

配当(HKD)
2014/12 0.36
2015/12 0.47
2016/12 0.61
2017/12 0.88
2018/12 1.00
2019/12 1.20

株式分割

分割 1→5 (2014/05)

主要株主

株主 シェア(%)
Naspers Ltd 31.1
Advance Data Services Ltd.(馬化騰) 8.61

※ 2018/12/31時点

関連企業

米ナスダック上場のネット通販大手「京東 (JD.com)」に18.22%出資。
中国のソフトフェア大手で、オンラインゲームやクラウドサービスを手がける「キングソフト(03888.HK)」に8.19%出資。

子会社

子会社 シェア(%)
深セン市騰訊計算機系統有限公司 100
閲文集団(00772) 55.59
Tencent Music Entertainment Group 50.08

※ 2018/12/31時点

最近の動向/今後の見通し

2020年1-3月期決算は予想上振れ、目標株価の引き上げ相次ぐ

テンセントが5月13日大引け後に発表した2020年1-3月期の売上高が前年同期比26%増の1080億7000万元、非IFRSベースの純利益が29%増の270億8000万元となり、ともに市場予想を上回った。これを受けて証券各社によるテンセントの目標株価の引き上げが相次ぎ、ほとんどは500HKドル以上に設定された。『香港経済日報』が14日伝えた。

部門別では、スマホゲームは、新型コロナ流行に伴う外出規制・自粛が追い風となったほか、プロモーションの強化などが奏功。アクティブユーザー数が増加した。国内では「和平精英」や「王者栄耀」、海外では「PUBG Mobile」や「Clash of Clans」といった人気タイトルが貢献し、同事業の売上高は前年同期比63.9%増の347億5600万人民元に達した。この結果、スマホゲームを含む付加価値サービス(VAS)部門の売上高は624億2900万人民元と、前年同期比で27.5%増加した。

他部門では、決済サービスやクラウドなどのフィンテック・企業サービスが21.5%増の264億7500万人民元、オンライン広告が32.4%増の177億1300万人民元。うちオンライン広告では、メディア広告収入は減少したものの、SNS関連広告が増加した。

2020年4~6月期37%増益、スマホゲーム62%増収と好調

テンセントが8月12日大引け後に発表した2020年6月中間決算は、純利益が前年同期比20.8%増の620億300万元となり、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の564億6100万元を大きく上回った。売上高は27.9%増の2229億4800万元だった。

2020年4-6月期の純利益は37.2%増の331億700万元となった。ゲーム配信などの付加価値サービスが堅調に伸び、売上高は29.3%増の1148億8300万元に達した。

4-6月期売上高を事業別にみると、付加価値サービス部門は前年同期比35%増の650億200万元で、うちオンラインゲーム売り上げが382億8800万元と40%増えた。

「和平精英」「王者栄耀」など国内ゲームと海外でのスマートフォンゲームの収入が伸び、クライアントのパソコンにインストールするゲームの減収を穴埋めした。同部門のSNS売り上げは29%増の267億1400万元。HUYA(虎牙、20年4月から連結対象子会社)の動画中継サービスや音楽配信サブスクリプション、ゲーム内仮想アイテム販売の拡大が寄与した。

フィンテック・事業サービス部門は4-6月期売上高は298億6200万元と、30%増加した。1日の平均取引件数と1件当たり取引額が上昇して決済サービス収入が増えた上、理財プラットフォーム収入の増加と、パブリッククラウドの利用拡大(特にインターネットサービス、民生サービス)に伴うクラウドサービス収入の増加も部門売上高を押し上げた。

同期のオンライン広告部門売上高は13%増の185億5200万元。ソーシャル広告・その他広告売り上げが27%増の152億6200万元と好調だった。

対話アプリ「微信」(海外版はWeChat)の月間平均利用者(MAU)は20年6月末時点で12億610万人に上り、前年同期比6.5%増加。ただ、20年3月末(12億250万人)と比べると微増にとどまった。

テンセント(00700.HK)の目標株価

目標株価 日付
HSBC Global Research 655香港ドル 2020/8/13
Nomura 655香港ドル 2020/8/13
JP Morgan 620香港ドル 2020/8/13
Daiwa 620香港ドル 2020/8/13
Goldman Sachs 601香港ドル 2020/8/13
Morgan Stanley 570香港ドル 2020/8/13

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