小米(シャオミ)集団は、2010年4月に設立されたテクノロジー製品・サービス企業であり、スマートフォンやモノのインターネット(IoT)製品、関連するインターネットサービスに注力している。19年4-6月期の世界シェアは9.7%で4位(IDC調べ)。
中国のほかインドや欧州など70カ国以上で事業を展開する。インドでは、現地シェア最大のスマホメーカーへと成長した。
小米集団(シャオミ:01810.HK)の株価
小米集団(シャオミ:01810.HK)株を購入するにはどれくらい必要?
小米集団(シャオミ:01810.HK)の株価、取引単位、最低売買価格は以下のようになります。
株価 | 12.660香港ドル |
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取引単位 | 200株 |
最低売買価格 | 35,091円 |
※ 2020年5月19日時点
なお、中国株の購入方法については、以下の記事でテンセントを例として詳しく説明しています。
小米(シャオミ)集団の関連ニュース
2019年世界5Gスマホ出荷 首位ファーウェイ、4位小米
米ストラテジーアナリティクスは28日、次世代通信規格「5G」に対応するスマートフォンが2019年に世界全体で1870万台出荷されたとの調査結果を公表した。同社ディレクターのケン・ハイヤーズ氏は「18年にゼロだった世界5Gスマホ出荷は、19年に予想を上回る成長をみせた」と語った。
メーカー別ランキングは、中国の華為技術(ファーウェイ)が690万台(市場シェア36.9%)で首位。韓国サムスン電子が670万台(同35.8%)と僅差で2位となった。3位は200万台でVivo(同10.7%)、4位は120万台で小米集団(01810)(同6.4%)。5位は、90万台(同4.8%)出荷した韓国LGだった。
中国勢3社のうちファーウェイとVivoの出荷は国内市場向けが大半だった。残る小米集団は西欧への進出を進めており、スイスや英国などの通信キャリアと提携した。対照的にサムスンの出荷先は韓国だけでなく英国や米国を含めて国際的に広がっている。
小米集団、2390万株の自社株買いを実施
中国スマートフォン大手の小米集団(01810)は2020年4月15日大引け後、同日に公開市場で2386万株(発行済み株数の0.1%)のクラスB株を取得したと発表した。取得総額は2億5000万HKドルで、1株当たり取得価格は10.42−10.52HKドルだった。
同社は昨年5月に開いた定時株主総会で、発行済み株式の10%を上限として自社株買いを実施することが承認。さらに同年9月には流通市場を通じて最大120億HKドルの自社株買いを実施すると発表した。これまでの取得株数は3億6671万株(同1.53%)に上った。
業績推移
年次決算
売上高 | 営業利益 | 純利益 | EPS(元) | |
---|---|---|---|---|
2016/12 | 68,434 | 3,785 | 553 | 0.057 |
2017/12 | 114,624 | 12,215 | -43,826 | -4.491 |
2018/12 | 174,915 | 1,196 | 13,553 | 0.843 |
2019/12 | 205,838 | 11,760 | 10,044 | 0.423 |
※ 単位:百万元
キャッシュフロー
2016/12 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | |
---|---|---|---|---|
営業CF | 4,531 | -995 | -1,414 | 23,810 |
投資CF | -3,735 | -2,677 | -7,508 | -31,570 |
財務CF | -72 | 6,214 | 26,574 | 3,121 |
現金同等物 | 9,230 | 11,563 | 30,230 | 25,919 |
※ 単位:百万元
主要株主
株主 | シェア(%) |
---|---|
雷軍 | 27.7 |
林斌 | 11.61 |
TMT General Partner Ltd. | 10.89 |
関連会社
関連会社 | シェア(%) |
---|---|
小米科技有限責任公司 | 100 |
小米通訊技術有限公司 | 100 |
Xiaomi Technology India Pvt. Ltd. | 100 |
最近の動向/今後の見通し
小米集団が発表した2019年12月本決算は売上高が前年比17.7%増の2058億3900万元、純利益が同25.9%減の100億4400万元だった。
販促や国際事業の強化で販売費が29.8%増の103億7800万元、商品開発の積極化で研究開発費が29.7%増の74億9300万元に膨らんだが、一般管理費の大幅減で営業利益は9.8倍の117億6000万元に急増。
前年に普通株に転換可能な優先株の評価益125億1400万元を計上した反動で最終利益は減ったものの、調整済み純利益は34.8%増の115億3200万元に伸びた。
事業別では主力3部門がそろって増収増益となった。スマートフォン部門は売上高が7.3%増の1220億9500万元、粗利益が24.4%増の87億5900万元。スマホ出荷台数は伸び悩んだが、平均販売額が2.2%上昇し、粗利益率が改善した。
IoT製品部門は売上高が41.7%増の620億8800万元、粗利益が54.2%増の69億5400万元。テレビの出荷台数が51.9%増の1280万台に達したほか、ウエアラブル端末など主力製品の販売が好調だった。
インターネットサービス部門は売上高が24.4%増の198億4200万元、粗利益が25.0%増の128億4300万元。スマホのファームウェア「MIUI」の月間利用者数が19年12月に前年同月比27.9%増の3億1000万人に拡大する中、ゲームなどのコンテンツの利用が増え、広告収入や課金収入が伸びた。
2020年2-3月には新型コロナウイルスの感染拡大で一時的に生産停止に見舞われた。ただ、その後に生産が回復し、3月末には通常の8-9割の水準に戻っている。
小米集団(シャオミ:01810.HK)の目標株価
目標株価 | 日付 | |
---|---|---|
Credit Suisse | 15.0香港ドル | 2020/5/18 |
Morgan Stanley | 14.0香港ドル | 2020/5/18 |
UBS | 13.8香港ドル | 2020/5/18 |
Goldman Sachs | 13.5香港ドル | 2020/5/18 |
Citigroup | 12.6香港ドル | 2020/5/18 |
Nomura | 12.5香港ドル | 2020/5/18 |
HSBC Global Research | 12.4香港ドル | 2020/5/18 |
JP Morgan | 12.0香港ドル | 2020/5/18 |
Daiwa | 11.5香港ドル | 2020/5/18 |