美団点評(03690.HK)の株式投資情報

美団点評

外食店や旅行代理店などの事業者と消費者を結ぶ電子商取引プラットフォームを運営する。スマホアプリを通じて提供するサービスが中核。

2015年に共同購入サイト「美団網」と口コミサイトサイト「大衆点評」が合併。合併後、映画チケット予約やフードデリバリー、ホテル・交通チケット予約などへ事業範囲を広げた。

2018年4月にシェア自転車の摩拝単車(モバイク)を傘下に収めた。テンセント(00700.hk)が大株主として資本参加する。

美団点評(03690.HK)の株価

美団点評(03690.HK)株を購入するにはどれくらい必要?

美団点評(03690.HK)の株価、取引単位、最低売買価格は以下のようになります。

株価125.80香港ドル
取引単位100株
最低売買価格174,346円

※ 2020年5月19日時点

なお、中国株の購入方法については、以下の記事でテンセントを例として詳しく説明しています。

テンセント株の購入方法(中国株の買い方)

業績推移

年次決算

売上高営業利益純利益EPS(元)
2016/1212,988-6,255-5,789-3.980
2017/1233,927-3,826-18,916-12.370
2018/1265,227-11,085-115,477-42.400
2019/1297,5282,6792,2380.390

※ 単位:百万元

キャッシュフロー

2016/122017/122018/122019/12
営業CF-1,918-310-9,1795,574
投資CF-9,556-15,157-23,438-10,174
財務CF3,80525,50729,2951,114
現金同等物9,37619,40817,04313,396

※ 単位:百万元

主要株主

株主シェア(%)
騰訊控股有限公司(00700.hk)18.25
王興9.92
Sequoia Capital China Funds/Global Growth Funds8.87

関連会社

関連会社シェア(%)
Meituan Corp.100
DianPing Holdings Ltd.100
mobike Ltd.100

最近の動向/今後の見通し

美団点評(3690.HK)は2020年3月30日引け後、2019年12月期(本決算)の業績を発表し、純損益が22億3876万人民元(約340億円、希薄化後EPS:0.38人民元)の黒字に転じたと報告した。前年は1154億7717万人民元の赤字。売上高は49.5%増の975億2853万人民元に拡大している。期末配当は実施しない方針。

フードデリバリーなど各事業の好調に加え、優先株に絡む評価損のはく落が黒字転換につながった。主力のフードデリバリー部門では、売上高が43.8%増の548億4320万人民元に拡大。1日当たり平均注文件数が36.4%増の2390万件に伸び、注文当たり単価が1.8%上昇する中で総取引額(GMV)は38.9%増の3927億人民元に膨らんでいる。部門の粗利益率は13.8→18.7%(+4.9ポイント)に上昇した。

口コミサイト・ホテル・旅行予約部門の売上高は、前年を40.6%上回る222億7547万人民元。アクティブユーザー当たりの収入が増加した。GMVは25.6%増の2221億人民元に達している。このほか、シェアサイクル(美団単車)などを含むその他部門は、前年比81.5%増の204億985万人民元を売り上げた。小口融資、生鮮食品デリバリー(美団閃購)などが好調だった。

第4四半期(10~12月)ベースでは、純損益が14億6028万人民元の黒字に転換(前年同期は34億1425万人民元の赤字)。売上高は42.2%増の281億5825万人民元だった。19年末の時点で、同社が運営するプラットフォームすべてのアクティブユーザーは4億5050万人。前年比で12.5%増加している。

ただ、足元では経営環境が悪化。新型コロナウイルス流行でデリバリー、ホテル・旅行予約など各事業がダメージを受けている。このため、2020年第1四半期(1~3月)は売上高がマイナス成長に落ち込み、営業赤字を計上する見込み。需要の回復には一定の時間を要するため、向こう数四半期にわたって業績へのマイナス影響が続く恐れもあるとしている。

美団点評(03690.HK)の目標株価

目標株価日付
Credit Suisse139.0香港ドル2020/5/15
Daiwa130.0香港ドル2020/4/28

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