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アリババ・グループ・ホールディング(BABA)の株式投資情報

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アリババ・グループ・ホールディング(BABA)

中国のネット通販最大手。電子商取引システムの提供により売り手と買い手をつなぐ。CtoCの通販サイト「淘宝網(タオバオ)」、BtoCサイト「天猫(Tモール)」が中核のビジネス。その他BtoBサイトの「1688.com」を展開。

最近では、クラウド事業にも力を入れていて、アリババのクラウドサービス「Alibaba Cloud (Aliyun)」は中国本土でトップシェアを誇る。(2015年の売上高ベースで最大手。2016年3月時点の顧客は230万、有料顧客は50万超)

アリババグループの主な事業

アリババドットコム

アリババドットコム

1999年に設立したアリババドットコムは、世界を代表するインターネット上の国際B2B プラットフォームサービスです。

グローバルトレード・マーケットである国際サイト (www.alibaba.com)、中国国内取引のための中国サイト (www.1688.com)、小口取引が可能な卸売サイト アリエクスプレス(www.aliexpress.com)の3つのサイトを軸に、世界のバイヤーとサプライヤーのオンラインビジネスをサポートしており、国際サイトは190カ国約3,670万、中国サイトは約7,770万のユーザーにより利用されています。

アリババドットコムは、現在中国、インド、日本、韓国、ヨーロッパ、アメリカ等70以上の都市に事業所があります。

淘宝網(タオバオ)

淘宝網(タオバオ)

2003年にオープンしたタオバオマーケットプレイス(www.taobao.com)は、中国最大のC2Cショッピングサイトです。会員数2.1億人以上、中国での消費者向け電子商取引サイトでは80%のシェアを占めている。

11月11日は、双11(独身の日)と呼ばれ、半額セールなど、淘宝網(天猫も含む)で大々的なセールが実施されます。ちなみに、2016年11月11日は、1日の売り上げが、1,207億元(1兆8,882億円)にも達しました。

天猫(Tモール)

天猫(Tモール)

天猫Tmall(www.tmall.com)は高品質、高付加価値な商品を求める中国の消費者のために2008年に設立された、中国ともっともアクセスの多い総合オンラインショッピングモールです。

2011年6月に独立事業となり、2012年1月に中国語名称を「天猫(ティエンマオ)」と改名しました。現在、天猫Tmallは約5万の出店者、中国国内外の約7万のブランドを取り扱っています。

取扱い製品別に、家電モール、書籍モール、家具モール、デザイナーシューズモール、美容モールなどが開設されています。

ユニクロ、ロレアル、アディダス、P&G、ユニリーバ、ギャップ、レイバン、ナイキ、リーバイスなどのたくさんのブランドメーカーも天猫Tmall上でオフィシャルオンラインショップを運営しています。

一淘(イータオ)

一淘(イータオ)

イータオ (www.etao.com) は商品や会社情報を検索できる総合的なショッピングサーチエンジンです。

製品の検索だけでなく、クーポンや共同購入、またネット上のプロモーションのためのプラットフォームやコミュニティーを提供しています。現在、約10億品の商品がリストアップされ、5,000以上のB2Cマーチャントと、約2億のショッピングに関連した情報が検索できます。

イータオはタオバオマーケットプレイス、天猫Tmall、アマゾン、当当网(Dangdang)、国美在线(GOME)、1号店(yihaodian)、ナイキおよび凡客誠品(VANCL)などのサイトに掲載されている商品も含めた、検索結果を表示します。

聚划算(ジュファサン)

聚划算(ジュファサン)

2010年3月にタオバオにより設立されたジュファサン(https://ju.taobao.com/)は、総合的な共同購入サイトです。タオバオ傘下ということもあり、利用者も多く、中国でもメジャーな共同購入サイトの一つに挙げられます。

アリババクラウドコンピューティング(阿里雲)

アリババクラウドコンピューティング

アリババクラウドコンピューティング(www.aliyun.com/)は、高度なデータ処理を実現するクラウド・コンピューティングサービスを提供するために、2009年9月に設立されました。

eコマース取引における大量のデータの高速処理、データマイニング等、顧客のニーズに応じた包括的なネット・サービスの提供により、eコマースのエコシステムとアリババグループ全体をサポートしています。

支付宝(アリペイ)

支付宝(アリペイ)

2004年にアリババグループにより設立されたアリペイ (www.alipay.com)は中国最大のエスクロー決済サービスです。簡単で安心、確実なインターネット上の決済プラットフォームを提供しています。

アリペイは、VisaやMasterCardを含む中国国内の170の金融機関と業務提携し、国内外に決済サービスを提供しています。淘宝網や天猫Tmallに加えて、46万以上の中国企業にウェブショップ、オンラインゲーム、通信、ビジネスサービス、チケット販売、水道光熱費などの決済プラットフォームを提供しています。

業績推移

売上高 営業利益 純利益 希薄化後1株益
2014/03 8,445 4,219 3,750 1.61
2015/03 12,292 3,759 3,913 1.57
2016/03 15,670 4,579 11,071 4.32
2017/03 22,994 6,981 5,989 2.55

※ 単位:百万USD

売上構成

構成 売上
コアコマース 19,450
クラウドコンピューティング 968
デジタルメディア&エンターテイメント 2,141
その他 435

※ 2017/03/31時点、単位:百万USD

コアコマース:China retail marketplaces, 1688.com, AliExpress, Alibaba.com and Lazada.com
デジタルメディア&エンターテイメント:Youku Tudou and mobile Internet services
その他:AutoNavi, YunOS, Ant Financial etc

主要株主

株主 シェア(%)
ソフトバンク 29.2
Yahoo 15.0
Jack Yun Ma(馬雲) 7.0

※ 2017/06/09時点

ソフトバンクは2000年、アリババの創業時に20億円を出資。そして現在、アリババの3割弱の株式を持つ筆頭株主となっています。

関連企業

会社 事業内容
優酷土豆 中国最大の動画共有サイト。YouTubeの中国版
新浪公司 ポータルサイト新浪やミニブログサイト新浪微博を運営する

子会社

子会社 シェア(%)
Taobao Holding Ltd. 100.0
Taobao China Holding Ltd. 100.0
Alibaba.com Ltd. 100.0

※ 2016/03/31時点

最近の動向/今後の見通し

中国のECサイトは引き続き成長が見込まれる。中でも、淘宝網(タオバオ)は中国で圧倒的シェアを握り、成長を享受できるポジションに位置する。豊富な資金力を背景に革新的な企業への投資を強化し、将来の成長分野参入への布石を売っています。

クラウドコンピューティングへ先行投資をし、中国でトップのシェアを誇る。2017年3月決算では、売上が前年比121%増の66億6300万元(9億6800万ドル)にまで成長。まだ、黒字化されていないが、近い将来、収益の柱の一つに成長するでしょう。

オンライン小売りとクラウドコンピューティングの領域で主導権を握るアマゾンが、急激に株価を伸ばしていますが、アリババの株価を見てみると過熱感はなく、同業のアマゾンに比べて割安の水準となっています。

今後、クラウドコンピューティング事業で利益を出せる体制になってきたら、株価もアマゾン同様、上昇していくかと思われます。

中国のITは、アメリカなど他の国にIT企業にとって、なかなか参入が難しい市場となっており、これもアリババにとってプラスに働く。

2018年度第3四半期(2017年10~12月)決算は純利益36%増 EPS33%増

アリババ・グループ(BABA)が2月1日発表した2017年10-12月期(第3四半期)決算は、純利益が前年同期比36%増の233億3200万元だった。売上高は同56%増の830億2800万元。

主力のネット通販部門の売上高が732億4400万元と57%増加したほか、クラウドコンピューティング部門の売上高も104%増の35億9900万元に達した。希薄化後の1ADS当たり利益(EPS)は前年同期の6.94元から9.20元に33%上昇した。

4-12月期では純利益が75%増の547億7100万元、売上高は57%増の1883億3400万元、希薄化後の1ADS当たり利益は21.64元(前年同期は12.85元)だった。

マギー・ウー最高財務責任者(CFO)は、好調な業績と先行き見通しの明るさを踏まえ、2018年3月本決算の予想売上高を従来の上限53%増をさらに上回る55-56%増に引き上げた。

アリババは併せて、傘下の金融子会社マ蟻金融服務集団(アント・フィナンシャル・サービシズ・グループ)の株式33%を取得することで合意したと明らかにした。アント・フィナンシャルはアリババに新株を発行、代わりにアリババが保有するアント関連の知的財産権の一部を得る。

目標株価

目標株価 日付
JPモルガン 220.0米ドル 2018/2/2
ゴールドマン・サックス 258.0米ドル 2018/2/1

中国・ネット大手2強(アリババ、テンセント)の比較

アリババ テンセント
売上高(前年同期比) 502億元(56%増) 566億元(59%増)
純利益(前年同期比) 147億元(94%増) 182億元(70%増)
主力事業(全売上高に占める割合) 電子商取引(86%) ネットゲーム(65%)
年初からの株価変化率 85%上昇 74%上昇
ネット決済の利用者数 約4.9億人 約8.4億人
最近の主な投資案件 東南アジア最大の同業大手ラサダに10億ドル追加出資 米テスラに17億8千万ドルを投じ、5%を出資

(注) 売上高、純利益は2017年4-6月期、ネット決済利用者数は2017年1-3月期の実績。1元=16.3円
source: 日本経済新聞(2017/8/19)より

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