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キングソフトの株式投資情報【概要・決算情報・目標株価等】

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金山軟件

「剣網」「剣侠世界」などオンラインゲームの開発・配信や、米NY上場子会社チーター・モバイルが手掛けるセキュリティー業務とネットサービス、企業・開発者向けクラウドサービスとオフィスソフト「WPS Office」が事業の3本柱。

スマートフォンアプリの開発などを展開するチーター・モバイルは14年5月に米NY市場に分離上場した。テンセント(0700.HK)は同社に8.19%投資(2016年12月末)。

キングソフト(03888.HK)の株価

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キングソフト子会社の上場申請、CSRCが受理

キングソフト(03888.HK)は2017年5月23日大引け後、同社の子会社である北京金山弁公軟件股フン有限公司の深セン創業板への上場申請が中国証券監督管理委員会(CSRC)に受理されたと発表した。

北京金山弁公軟件は1988年に設立。主にWPS Office(旧KINGSOFT Office)をはじめとしたオフィス向けソフトを開発・販売している。昨年10月以降、キングソフトはCSRCに同社の分離上場を申請していた。

A株上場に当たり、北京金山弁公軟件は発行済み株式の11.4%にあたる4100万株までを発行する。現時点でキングソフトは同社の発行済み株式の67.5%を保有しており、上場後は60.1%となる。調達資金は現行及び今後の業務拡大に充当するとしている。

キングソフトゲーム子会社にテンセント出資、業務提携も強化へ

キングソフト(3888.HK)は2017年4月21日、テンセント(0700.HK)に対し、ゲーム開発子会社の一部株式を譲渡すると発表した。

テンセントの全額出資子会社に対し、オンラインゲームの研究・開発・運営を手がける西山居(Seasun Holdings)の株式4.34%を6262万米ドル(約68億円)で譲渡する。併せて、西山居はゲーム分野でのテンセントとの提携関係を一段と強化する方針。

テンセントはまた、その他複数の株主からも西山居の株式5.56%を計8000万米ドルで取得する。これにより、西山居に対する出資比率はテンセントが9.90%となる一方、キングソフトは67.65%に低下する。

キングソフトの発表によると、西山居の2016年税引き後利益は6億2823万人民元(約100億円)で、前年の162万人民元から386倍に急拡大している。

業績推移

年次決算

売上高 純利益 EPS(元)
14/12 3,350.13 768.78 0.660
15/12 5,676.11 369.18 0.290
16/12 3,833.54 -270.73 -0.210
17/12 5,181.29 3,201.84 2.460

※ 単位:百万元

2016年12月期の売上高は前年比46%増の82億8200万元、営業利益は79%増の9億7300万元と好調。

投資先(米ナスダック上場の迅雷有限公司と21ヴィアネット・グループ(世紀互聯)など)の減損処理12.39億元の計上があったため、純損益は2億7100万元の赤字となった(前年は3億6900万元の黒字)。

ただし、その減損処理を除いた純利益は前年比137%増の9.15億元となった。

キャッシュフロー

14/12 15/12 16/12 17/12
営業CF 952.26 1,435.33 1,393.22 1,890.39
投資CF -3,367.59 -471.91 -3,127.79 -4,108.11
財務CF 2,950.18 2,233.96 600.82 -266.39
現金同等物 3,193.93 6,629.28 5,776.34 3,036.49

※ 単位:百万元

配当

配当(HKD)
2014/12 0.130
2015/12 0.100
2016/12 0.100
2017/12 0.110

売上・利益構成

項目 売上構成比 利益構成比
セキュリティーとネットサービス 59.7 38.4
娯楽ソフト 26.6 61.6
クラウドサービスとオフィスソフト 13.8

※ 2016/06時点

主要株主

株主 シェア(%)
Color Link Management Ltd.(雷軍) 13.4
Topclick Holdings Ltd. 8.3
騰訊控股有限公司(00700) 8.2

※ 2016/06/30時点

関連会社

関連会社 シェア(%)
Cheetah Mobile Inc. 48.7
西山居有限公司 76.2
キングソフト株式会社 45.5

※ 2015/12/31時点

最近の動向/今後の見通し

2017年第3四半期(7~9月)決算は、売上高が前年同期比16.0%増の13億301万元、純利益が68.3%増の2億3846万元(約40億円、希薄化後EPS:0.18元)と増収増益となった。

クラウドサービス部門が好調。同部門の売上高は、前年同期を80.1%上回る3億5810万元に膨らんだ。ゲームや動画ストリーミング系の新規顧客を獲得し、需要が拡大している。また、オフィスソフト・サービス部門は49.6%増の1億9825万元を売り上げた。
 
ただ、主力のオンラインゲームは売上高が5.7%減の7億4665万元と低調。前年5月に投入したモバイル版「剣侠情縁1」の人気が一服し、ユーザーがやや減少している。1日当たり平均同時接続数は87万1792人と、前年同期比で11.3%目減りした。

大幅増益の主因は非継続事業扱いとなった関連会社のチーター・モバイルによる1億3000万元の利益貢献。継続事業の税引き後利益は1億4200万元と、前年同期比で8%減少した。ただ、継続事業の1株当たり利益(EPS)は0.12元で、前年同期の0.10元を上回った。

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