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瑞声科技の株式投資情報【概要・決算情報・目標株価等】

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瑞声科技

スマートフォンやタブレットなどに使う小型部品を設計・製造する。主力製品はスピーカー、レシーバーなどのダイナミック(音響・振動)型部品と、振動でものを触った際の感覚を再現するハプティクス(触覚技術)やRF(高周波)を使った機器。MEMS(微小電気機械システム)も手掛ける。

聯想集団(レノボ・グループ:0992.HK)、中興通訊(ZTE:0763.HK)、華為技術をはじめとする国内メーカーのほか、ノキア(Nokia)、ソニー(SONY)、サムスン(SAMSUNG)などを顧客に持つ。「iPhone」や「iPad」の普及を受けて、近年は米アップルが最大の取引先となった。

瑞声科技(02018.HK)の株価

過去の株価推移

高値 安値 年度末EPS PER High PER Low
2014 54.50 31.50 2.23 24.44 14.13
2015 60.00 34.00 2.98 20.13 11.41
2016 90.65 44.05 3.87 23.42 11.37
2017 185.00 69.75 5.42 34.13 12.87

※ 単位:香港ドル

決算情報

年次決算

売上高 純利益 EPS(元)
14/12 8,879.30 2,317.70 1.890
15/12 11,738.87 3,106.90 2.530
16/12 15,506.83 4,025.67 3.280
17/12 21,118.57 5,324.58 4.350

※ 単位:百万元

キャッシュフロー

14/12 15/12 16/12
営業CF 1,967.28 3,760.29 4,811.98
投資CF -2,153.13 -2,469.16 -4,117.31
財務CF -568.96 -721.13 796.71
現金同等物 1,602.69 2,223.86 3,864.39

※ 単位:百万元

売上・利益構成

項目 売上構成比 利益構成比
ダイナミック(音響・振動)型部品 61.2 63.9
ハプティクス(触覚技術)&RF(高周波)機器 32.8 34.1
MEMS(微小電気機械システム) 5.4 1.9

※ 2016/06時点

配当

配当(HKD)
2014/12 0.960
2015/12 1.200
2016/12 1.470
2017/12 2.100

主要株主

株主 シェア(%)
藩政民 40.3
JPMorgan Chase & Co. 14.9
The Capital Group Companies,Inc. 10.0

※ 2016/12/31時点

関連会社

関連会社 シェア(%)
瑞声光学科技(常州)有限公司 100
AAC Technologies Pte. Ltd. 100
AAC Technologies Viet Nam Co., Ltd. 100

※ 2016/12/31時点

最近の動向/今後の見通し

2017年1~3月期の業績は、売上高が前年同期比65.6%増の42億1506万元、純利益が71.6%増の10億6155万元(約174億円、EPS:0.8645元)と増収増益。第1四半期としては過去最高を更新している。

ハプティクス部品(触感フィードバック技術を応用した部品)など、非音声部品が高成長を維持した。同部門の売上高は225%増と急拡大している。音声部品のダイナミックコンポーネントも14%増収と堅調。

売上構成比は非音声部品が52%、音声部品が45%となった。製品構成の改善を受け、粗利益は70.0%増の17億5393万元に拡大し、粗利益率も40.5%から41.6%に改善している。

ただ、前四半期比では純利益が32.4%減、売上高が26.5%減で推移。第1四半期は例年閑散期に当たり、顧客のスマホメーカーなどが製品のバージョンアップや新商品の投入を行うことが少ないためと説明している。粗利益率は前四半期の41.7%から0.1ポイント低下した。

株価について

瑞声科技(AACテクノロジーズ:02018.HK)の株価は、空売りファンドのゴッサム・シティー・リサーチによる攻撃を受けて、5月中旬に下落、3週間ほど売買停止に追い込まれたものの、取引再開後、株価は落ち着きを取り戻している。

取引再開日に9100万HKドルを投じて100万株(発行済み株数の0.08%)の自社株買いを実施。取得価格は1株につき91.30〜92.55香港ドル。

粉飾への懸念は今のところ収束、戻りを試す展開へと移行している。6月29日の終値は前日比1.64%高の99.00香港ドルと、直近安値から半値戻しを達成。ただ、まだ日が浅いので、引き続き、注意が必要です。

瑞声科技(AACテクノロジーズ:02018.HK)チャート

【2017/8/28 追記】
8月25日発表した2017年6月中間決算は、売上高が前年同期比55.4%増の86億4427万元、純利益は57.0%増の21億2682万元(約349億円、EPS:1.73人民元)となり、ともに半期として上場来最高を記録した。1株当たり0.40香港ドルの中間配当を実施する方針。

ハプティクス(触覚技術)・RF(高周波)機器の部門売上高が130%増えて音響部品部門と肩を並べる規模に成長し、業績を押し上げた。顧客の高度な技術仕様に応えたハプティクスが成長の原動力。部門粗利益率は前年同期の43%から44%へ上昇した。

一方、音響部品部門売上高は22%増えた。従来型スピーカーが26%減収だったが、アンドロイドOSスマートフォンでの採用が増えた超小型スピーカーが32%増収となり穴埋めした。レシーバーの売り上げも28%伸びた。部門粗利益率は40%。

新規参入の光学部品(レンズ)事業が本格始動。2017年の光学レンズ(5枚組または1300画素以上)月産能力は1000万セットを超えており、顧客との取引拡大に備える。

また、第5世代(5G)通信サービス時代に3Dカバーガラスがスマホに標準装備されると予想し、需要拡大を見込んで17年上期に小ロットながら量産体制を整えた。

第2四半期(4~6月)ベースでも大幅な増収増益。純利益は前年同期比44.7%増の10億6500万元、売上高は46.7%増の44億2900万元に上った。

8月28日の香港市場で瑞声科技(02018)が大幅に続伸。8月28日の終値は、前日比11.11%高の137.0HKドルとなり、7月20日に付けていた取引時間中の上場来高値(127.90HKドル)を更新した。

8月25日前引け後発表した2017年6月中間決算で、売上高と純利益がともに半期として過去最高だったほか、好業績を受けて証券各社が目標株価を引き上げたことが材料視されている。

瑞声科技(AACテクノロジーズ:02018.HK)チャート

目標株価

証券会社名 投資判断 目標株価(HKD)
モルガン・スタンレー オーバーウエート 150.0
クレディ・スイス アウトパフォーム 143.2
シティグループ 買い 145.0
野村 買い 145.0
ドイツ銀行 買い 135.0

※ 2017/08/28時点

 

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